主要人材紹介会社が協力し、優れたキャリアアドバイザーを育成 他

さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部

主要人材紹介会社が協力し、優れたキャリアアドバイザーを育成

人材獲得競争が激しくなる中、専門性の高い人材紹介会社を採用のパートナーにできれば心強い。メディカル業界専門のエリメントHRC、営業職専門のセールスキャリアエージェント、製造業専門のメイテックネクスト、人材紹介大手のパーソルキャリアマイナビなどが開催している「PCAC(Professional Career Adviser Contest)」は、企業と求職者のマッチング精度の向上に努める取り組みだ。

求職者を担当するキャリアアドバイザーのカウンセリングスキルのうち、ヒアリングと求人案件の提案部分について研修を実施した後、カウンセリングのロールプレイングを行ってスキルを評価するコンテストを実施している。人材紹介業界では各社が協力してサービス品質を継続的に高めていく取り組みがこれまでほとんど見られなかったが、PCACによって、優れたキャリアアドバイザーの育成が期待される。

セールスキャリアエージェント 亀田昌吾氏、マイナビ 川原望氏、パーソルキャリア 田村春仁氏、エリメントHRC 青沼智氏
これまでのコンテスト優勝者

タスクの一元管理で、入退社・異動手続きの連携ミスや漏れを防ぐ

近年、転職市場の拡大によって入退社に伴う手続き業務が増加し、人事部の負担が重くなっているという悩みを受け、DXを支援するメタップスホールディングスは、入退社や異動などの従業員ライフサイクルの手続きに特化したクラウドツール「mfloow」の提供を開始した。同サービスは、それぞれの従業員ライフサイクルで発生するタスクを一元管理することで、誰が、いつ、何をすべきかを一目で把握できる。

タスク完了ボタンをクリックすることで次の担当者へと自動で通知されるため、手続き業務で発生しがちな連絡漏れによる遅延や連携ミスを防ぐことができる。よくある業務フローは「フローテンプレート」として簡単に登録でき、業務の標準化が可能となる。また、複雑かつ膨大なタスクをシンプルな業務フローに落とし込むことで属人化も解消できる。取得した情報を従業員データとして蓄積でき、人事データベースとしても利用可能だ。

メタップスホールディングス
業務の可視化・標準化・自動化を実現

ジョブディスクリプションの自動生成機能でジョブ型への移行を支援

ジョブ型への移行と運用を支援するEx-Workは、提供中のジョブマネジメントクラウド「Job-Us」に、ジョブディスクリプション(JD)の自動生成機能を新たに追加した。この機能は「現場の社員がジョブディスクリプションを上手く書けない」という課題を解決するために開発され、JD名、JD概要(キーワード)、グレード(各社ごとに設定可)を入力すると生成されたJD候補が一覧表示される。

生成された候補を追加したり、直接編集して微調整することも可能だ。機能を利用した企業からは「ゼロから書くのと、AIが提案してくれたものを修正・加筆するのとでは、圧倒的に後者の方が作成しやすい」「自分で書こうとすると思いつかないけど、提案してくれると『そう!これこれ』となる」「『本来このポジションではこのような役割が期待されるのか』といった、自分たちでは気づいていなかった新たな気づきがある」などの声が寄せられている。

Ex-Work
職務分掌等を入力すると合致した内容が提案される

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