【著者が語る】DXビジネス検定™公式テキスト

住友生命保険
岸 和良 エグゼクティブ・フェロー/デジタル共創オフィサー デジタル&データ本部 事務局長

住友生命保険
岸 和良 エグゼクティブ・フェロー/デジタル共創オフィサー デジタル&データ本部 事務局長

【PROFILE】住友生命に入社後、生命保険事業に従事しながらオープンイノベーションの一環として週末に教育研究、プロボノ活動、執筆、講演、実家を継いだ週末兼業農業を行う。2016年から健康増進型保険“住友生命「Vitality」”のITプロジェクトリーダーを担当。現在はデジタル共創オフィサーとして、デジタル戦略の立案・執行、パートナー企業や自治体などとの共創活動、社内外のDX人材の育成活動などを行う。「1日でDXが語れる」がキャッチのDXマインドセット研修の受講者は全国1000人以上、プロデュースする「DXビジネス検定」の受講者は年1万人。著書に『DX人材の育て方』(翔泳社)、『実践リスキリング』(日経BP社)などがある。

デジタル技術の急速な進歩により、ビジネス環境は劇的に変化しています。多くの企業がこの変革の波に乗り切れず、グローバル市場での存在感を失っています。日本企業においても、デジタル化への対応が課題となっており、環境変化への適応や新たな成長戦略の構築、そして社員の能力開発と組織の一体感の醸成が急務となっています。

この事態を打開するには、組織全体としての「デジタルリスキル」が必要不可欠です。そんな思いから、本書「DXビジネス検定™公式テキスト」を執筆しました。

本書では、「デジタル技術」、「データ分析」、「ビジネスモデル」に関する重要な用語と概念を網羅的に解説しています。これらの知識は、デジタル時代のビジネスを理解し、推進するための基盤となります。さらに、経営視点でみれば、これらの知識を統合することで、デジタル経営戦略と人材戦略の連動も実現できるのです。

本書では多くの具体的なDXビジネス事例を紹介しています。これらの事例は、自社のDX推進のヒントとなるだけでなく、社員教育の具体的な教材としても活用いただけます。「DXビジネス検定™」の公式テキストとして、検定対策に最適なテキストですが、それ以上に実際の業務で活用できる実践的な知識が盛り込まれています。

活用方法としては、新入社員研修のカリキュラムへの組み込み、中堅社員向けのデジタルスキルアップ研修の教材としての使用、さらには部門横断的なDX推進チームの共通言語としての活用等が期待できます。

さらに、社内での「DXビジネス検定™」レベル認定の取得を目標として設定し、キャリアパスの一環として位置付けることで、組織全体のデジタルリテラシーを高めることができるでしょう。

CHROの方、戦略人事・HRBP を目指す方、社員のデジタルリスキルや育成に携わる方など、人事部門の皆様にもぜひお読みいただきたい一冊です。本書を通じて、人材育成戦略を刷新し、デジタル時代を勝ち抜く組織づくりにお役立ていただければ幸いです。

DXビジネス検定™公式テキスト

岸和良、岸晶子、齋藤加那 著 ネクストエデュケーションシンク 編著
日本能率協会マネジメントセンター
2,700円+税

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