経営者JP
井上 和幸 代表取締役社長・CEO
【PROFILE】早稲田大学卒業後、リクルート入社。人材開発部等を経て、2000年に人材コンサルティング会社に転職、取締役就任。リクルートエグゼクティブエージェントにてマネージングディレクターを歴任後、2010年に経営者JPを設立。著書に『ずるいマネジメント』(SBクリエイティブ)、『社長になる人の条件』(日本実業出版社)、『係長・主任のルール』(明日香出版社)等がある。取材・コメント・出演実績として、「日本経済新聞」「朝日新聞」「読売新聞」「週刊東洋経済」「プレジデント」その他業界誌等多数。
私は、経営者JPの代表として経営層・リーダー層に特化した人材コンサルティング、 採用支援を通じて8000人超の経営者・経営幹部とお会いしてきました。その中で、「頑張っているのに笛吹けど踊らずで、業績がなかなか上がらなくて。どうしたらいいのでしょう」「裏でいろいろとケア、サポートしているのに、部下はそんな自分の苦労を露知らず気楽なもんです」などの悩みを日々、伺い続けてきました。そんな上司の日々のマネジメントの一助となればと、本書を上梓しました。
この本では〈「いいひとマネジメント」から「ずるいマネジメント」、「いいひと上司」から「ずるい上司」への転換〉、〈“自分が頑張らない”ことを頑張る〉というような、従来の概念とは一見逆に見えるようなことを提案しています。
これらは決して、奇をてらったものではなく、あなたが上司として、よりよくチームを率いて成功するための王道の方法論であることを、本書を読み進めていく中で理解していただけることと思います。
本書では、〈「いいひとマネジメント」=上司である自分が、部下や周囲の人たちの尻拭いばかりに振り回され、チームとしての成功もおぼつかず、目の前の仕事で精一杯のため自分自身の仕事力や役割をUPさせる機会など到底えられようもないマネジメント状況〉、〈「ずるいマネジメント」=上司である自分以上に、部下や周囲の人たちが頑張って働いてくれる、うまく動いてくれることで、チームとしての成功を効果的に導き、自分自身の仕事力や役割もUPさせるマネジメント法〉と定義し、その違いや具体的な動き方、考え方、処方箋について紹介しました。
原理原則から多数のケース紹介、問題部下の対処、また上司であるあなた自身の自己メンテナンス法までを網羅した、過去には類書のない一冊となり、お陰様で発売後から書店やメディアで注目いただいています。
上司として元気に活き活きと働く方法論をぜひ本書で手に入れてください。上司人生が寂しいものには、したくないですよね!
井上和幸 著
SBクリエイティブ、1400円+税