2017年2月1日

【製造/自動車分野の中途採用】ITや電機など業界をまたいだエンジニアの求人ニーズが増加

ビジネスキャリア マネジメント 瀧田 淳雄  シニアコンサルタント

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 当社は、自動車や機械、半導体関連の技術者の求人を多く扱っています。求人は景気変動で数が増減しますが、内容も刻々と変化しています。

 最近特に感じている傾向は、従来の業界の区分をまたいでの求人ニーズが増えてきているということがあります。

 自動車企業では、ハイブリッド、EV、予防安全といった分野での開発のため、多くのエンジニアを求めています。

 コンサルタントが自動車関連企業のための人材を探していると、他の業界にも紹介できる人材に出会うことが多く出てきました。

 例えば、3次元計測の技術を持ったエンジニアは、自動車業界では運転支援システム開発の他、ドローン制御、土木での地形計測、農業の圃場管理、製造設備の自動化といった様々な用途の開発現場で需要があります。

 また、開発の効率化を図るために、構造解析や流動解析などのFAEのエンジニアも広い業界で、ニーズが高まっています。

 設計者と製造現場との間で製造試作を巡って繰り返されてきた、手戻りや修正がFAEによって大幅に減り、開発期間の短縮や開発コスト削減に貢献しています。

 ITや電機、素材開発で腕を磨いたエンジニアが自動車業界で活躍するといった事例やその逆のパターンも多くみられるようになりました。

 大学生が就職活動をするときは、業界や会社の知名度などで企業を選ぶ傾向が強いのですが、いざ就職してみると自分の得意とする技術や知識が活かせず悩んだり、会社の都合で全く別の業務に異動する場合も多くあり、せっかく身に付けたスキルを活かせなかったりといった例が多くあります。

 キャリア採用では、多くの貴重な人材が、業界にこだわらずに新たなフィールドを求めるようになってきています。

 幸いにして、日本は産業の裾野が広く、人材が次のチャンスを手に入れる機会が多く存在しています。多くの業界でグローバルな競争力を持つ企業が存在し、最先端の技術開発と応用にしのぎを削る日本は、労働市場としても素晴らしい環境だと実感しています。
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