【ライフサイエンス・製薬分野の中途採用】潜在能力を重視する「スキル・ファースト」の考え方への転換が進んでいる

研究開発職

ランスタッド
山川 司 プロフェッショナルタレントソリューション事業本部
第1営業部 ライフサイエンスチームマネージャー

ライフサイエンス・製薬業界は、AIの導入により創薬の高速化や臨床試験の効率化が急速に進んでいます。これに伴い、バイオインフォマティクス、細胞・遺伝子治療、AIを活用した診断など、先端分野におけるニッチな専門知識を持つ人材の需要が急拡大しています。

しかし、業界内でAIスキルを持つ人材は限られており、企業は異業種からの採用に注力しているのが実情です。さらに、従来の経歴重視から、職務経験よりも潜在能力を重視する「スキル・ファースト」の考え方への転換が進んでおり、リーダーの82%がこのモデルへ移行中または移行済みと回答しています。

働く側の意識も大きく変化しています。業界内の人材の多くは自身の業務にAIを活用することに前向きな一方で、技術革新によるスキルの陳腐化に危機感を抱いています。

将来にわたってスキルを維持・向上させるための学習や能力開発(L&D)の機会を企業に強く求めており、調査では78%の人材が「継続的な学習・開発機会を提供しない仕事は受け入れない」と回答しました。テクノロジー関連だけでなく、非技術的なスキルの向上も重視する傾向があり、成長機会の有無が就業先選びの重要な基準となっています。

AI人材などの専門人材の採用を成功させ定着を図るためには、人材獲得とL&Dへの投資を強力に連携させることが不可欠です。求職者が求めるリスキリングの機会を積極的に提供し、継続的な学習支援の体制を整えることが人材を惹きつける鍵となります。

また、特定の役割に固執する従来の組織構造を見直し、仕事をタスクごとに分解する「仕事のピクセル化」を進めることが求められます。

従業員のスキルを可視化し、プロジェクトに最適な人材を迅速に配置できる仕組み(タレントマーケットプレイスなど)を構築し、社内外の人材流動性を高めることで柔軟な組織体制が築かれます。外部人材の確保と同時に社内のリスキリングを強化し、変化に対応できる組織文化を醸成することが持続的な成長を実現します。

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