さまざまな人事施策をスピーディーに実践して組織力を強化するためには、自社に適した支援サービスをうまく活用していく必要がある。そこで、最近発表された人材の採用・定着・育成に役立つ多くのサービスの中から日本人材ニュース編集部がピックアップして紹介する(文:日本人材ニュース編集部)
ジョブごとの報酬水準データを提供【パーソルキャリア】
パーソルキャリアとパーソル総合研究所は、ジョブごとの報酬水準データを企業に提供する「Salaries.jp」のサービス提供を開始した。転職サービス「doda」から機械学習による推定が有効な約100万件のデータを厳選し、業界・企業規模別に、職種と役割階層(グレード)に応じた人材の市場価値を把握できるようにすることで、企業のジョブ型雇用への移行など人事制度の見直しや、採用力強化・離職防止に役立つサービスを目指す。
経産省認定「情報処理支援機関」に登録【コトラ】
コトラは、経産省認定「情報処理支援機関(スマートSMEサポーター)」、また、「第Ⅱ期中小企業デジタル化応援隊事業」の「IT専門家」として登録された。同社はsalesforceの活用を主とした生産性向上のノウハウを提供する「コトラDX」サービスで実務に即した導入・定着を支援している。中小企業は同事業を利用して同社に依頼することで、通常の時間単価から最大3500円を差し引いた金額でデジタル化推進のための支援を受けることができる。
バイリンガル就職イベントをオンライン開催【ディスコ】
ディスコは、海外で学ぶ日本人留学生など日英バイリンガル対象の就職イベント「ボストンキャリアフォーラム オンライン2021」を、同社が運営するCFN(CareerForum.Net)サイト上で、8月1日から11月30日まで開催する。昨年に続きオンライン開催となるが、渡航せずに世界中の求職者にアプローチできるメリットもあり、約200社が参画予定。説明会だけでなく、面接・選考を行う企業が多く、例年6割超の企業が会期内に内定を出している。
中国進出企業向けにeラーニングを提供【リスクモンスター】
リスクモンスターは、eラーニング研修サービス「サイバックスUniv.」のシステムを中国語に対応するなどの改修を行い、子会社のサイバックスが制作した学習コンテンツに中国語音声や中国語字幕を表示して提供する。同社は中国に進出している日系企業500会員以上に経営支援を行っており、「ビジネススキルを向上させたい」「日本のビジネス習慣を理解させたい」「研修ノウハウがない」などの課題を持つ企業に役立ててもらう。