大手企業の2023年年末賞与・一時金妥結額は前年比1.37%増となる90万6413円となったことが経団連の集計で明らかとなった。
従業員500人以上の主要21業種大手163社の集計によると、2023年年末賞与・一時金の妥結額平均は90万6413円で、前年比1.37%増加した。製造業平均は93万6428円(前年比2.26%増)、非製造業平均は82万8122円(同0.48%減)だった。
業種別にみると、妥結額が最も高かったのは「建設」で135万798円(前年比8.26%増)。次いで、「機械金属」112万7336円(同14.83%増)、「食品」111万4338円(同19.92%増)などが続いた。
業種別に増減率をみると、前年と比べ増加幅が大きかったのは「食品」(111万4338円)で19.92%増、「機械金属」(112万7336円)で14.83%増、「造船」(101万2763円)で13.81%増などだった。
前年比が減少したのは、「化学」(86万2360円)で7.95%減、「鉄鋼」(97万3946円)で4.32%減、「紙・パルプ」(67万3768円)で3.33%減などだった。
【業種別 年末賞与・一時金妥協額 上位10業種】
建設 135万798円(前年比8.26%増)
機械金属 112万7336円(同14.83%増)
食品 111万4338円(同19.92%増)
造船 101万2763円(同13.81%増)
商業 99万7839円(同10.30%増)
自動車 98万4619円(同6.03%増)
鉄鋼 97万3946円(同4.32%減)
電機 95万6448円(同0.18%増)
情報通信 88万3134円(同7.03%増)
化学 86万2360円(同7.95%減)
※「建設」、「商業」、「鉄道」は従業員平均の数値を含む。
※集計社数が2社に満たない場合など数字を伏せた業種があるが、平均には含まれる。