2016年10月26日

【ベンチャー企業の中途採用】採用に成功しているベンチャーは優秀な潜在層へ積極的にアプローチ

クライス&カンパニー 松尾 匡起 ヴァイスプレジデント/キャリアコンサルタント

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 ベンチャーによる直近の資金調達額は、2015年に1532億円、2016年は上半期で既に928億円と前年同期より21%増え、過去最高となっています。

 一方、調達企業数は前年比で約30%減少しており、1社ごとの調達額が大型化傾向にあります。

 また2015年のIPO件数は92社で2010年から増加傾向。このように採用と大きく関連する資金調達、EXIT動向からベンチャーの活況度合いがみてとれます。

 一言でベンチャーといっても直近はIoT、AI、ロボティクス等業態の多様化も特徴です。特に昨年の大型調達(10〜100億円)上位には医療、素材、宇宙、Fintech等が入っています。

 多様なベンチャーが勢いを増す中、採用ニーズには顕著な動きがあります。一つは大手企業とのアライアンスによってさらなる事業成長を推進するための事業開発系人材の採用。

 二つ目はハードウェア技術関連のニーズです。大手企業と先端ベンチャーのアライアンスやモノづくり分野におけるベンチャー機運の高まりは新たなムーブメントといえます。

 ベンチャーへの転職に成功する求職者の傾向としてはマインド面に特徴があります。一つは当然ながらビジョンへの強い共感。 その企業が実現しようとする世界観を自らの手で成し遂げるという強い意志。二つ目に、役職に関わらず自ら手を動かすという現場姿勢。

 これらはベンチャーでは常に求められるマインドといえます。また最近ではビジネスの複雑化に伴い、さらに専門的で高度なスキルと知識、高い実績が求められるようになっています。

 このような状況で、採用を成功させているベンチャーに共通するのは、優秀な潜在層へ積極的にアプローチしている点です。

 例えば、米国において採用経路として最重視されるリファラル採用を積極的に導入する企業は一定の成功を収めています。

 さらに自社のビジョンや戦略を深く理解しあえるキャリアコンサルタントと関係を深め、リファラルに加え効率的な外部サーチ活動を行い、優秀な人材を集中的に口説いていくことも採用成功の鍵です。

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丸山 貴宏 代表取締役社長
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