ヒロコマナーグループ
西出 ひろ子 グループ代表
【PROFILE】お互いが相手の立場に立つ思いやりで、全ての人間関係は WIN-WINになるという「真心マナー®」を提唱。クライアントの人材育成と収益アップに貢献することを得意とする。国内外でマナー本を100冊以上出版。NHK「朝イチ」やテレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」などのテレビ出演多数。
毎年、人事部の皆様から新入社員研修の依頼をいただく際に、「学生意識から、社会人意識への切り替えを行って欲しい」という要望を多数いただきます。
そこで、本書は学生気分から社会人としての自覚を持っていただけるよう、前半はそのマインドを私の若かりし頃の失敗談を交えながらお伝えしています。
ビジネスマナー本はたくさんありますが、「なぜ、ビジネスマナーを身につける必要があるのか」を学生にもわかるように書いている本はありません。そこで、本書は私が研修でお伝えしている内容を惜しみなく公開しました。
今回の執筆にあたり、徹底的に読者層となるZ世代の考え方を研究しました。50代後半の私が社会人1年生だった時代と現代のZ世代とでは、考え方が異なります。例えば、Z世代は、席次もその決まった順番はわかるが、そのような決まり事以前に、先に来た人から順に奥から座る方がスムーズなのでは?といいます。
また、お酌は自分で好きにすればいい、お酌をする必要はない、という効率的な考えを持っている人が多いことがわかりました。それは決して悪気があるわけではありません。
そこで、このようなジェネレーションギャップのある方々と一緒に仕事をしていくにあたり、また、会社として教育するに際し、上司や先輩側にも「相手の立場に立つ」というマナーを理解いただき、世代の異なる方々とも互いにスムーズに心地よく仕事をする環境を創造できるよう書き下ろしました。
また、令和5年度の新入社員研修で最もリクエストの多かった項目は「言葉づかい」でした。そこで、本書では、さまざまなシチュエーション別のセリフを紹介しています。続いては「電話応対」。電話応対も本書を見れば誰でも問題なく応対ができる流れとセリフを紹介しています。
令和、アフターコロナというこの新時代に最低限、これだけはおさえていれば大丈夫!という内容を厳選した一冊です。新人からベテランまで「知らなかった」「そうするんだ」「これでいいんだ」と新たな発見に加えて安心いただける内容に仕上げました。
西出ひろ子 著
秀和システム
1,300円+税