2015年6月30日

【ベンチャー企業の中途採用】スキルに加えてマインド面も重視した選考をする企業が増加

クライス&カンパニー 松尾 匡起 シニアコンサルタント

 (3413)

 ベンチャー企業の採用は資金調達状況と大きく連動してくるところがあります。

 リーマン・ショックの2008年以降下降線を辿っていた未公開ベンチャー企業の資金調達状況は2014年に大きく改善し調達金額で前年比1.58倍、6年ぶりに1000億円を超える規模になりました。また、フェーズとして設立1~5年内の企業による大型調達が増え35%を占めています。
 業種はインターネットを活用した事業モデルを持つ企業が約80%。その他ヘルスケア、バイオ、環境等の企業が増加傾向です。また海外志向の企業も増えており、法人登記を海外で行う企業の割合が8%となり、大阪の6%を抜いています。
 こうした資金調達をてこに収益化の加速を目的として積極採用をする企業が引き続き増加中です。インターネットを活用した事業モデルを有するベンチャーでは、高いスキルをもつエンジニア(創る人)の需要が根強く、アライアンスを推進する事業開発や営業職(拡げる人)のニーズも変わらず高い。

 また、特徴的なのはスキルに加えてマインド面も重視した選考をする企業が増えていることです。事業理念への強い共感、不確実さを愉しめるマインド、専門分野以外の領域にもマルチに対応できる柔軟性などがそれです。
 ベンチャーの資金調達や海外展開等のニュースがクローズアップされることも手伝い、大手や外資系からの転職希望を掲げる方も珍しくなくなっています。

 ただしスタートアップでチャレンジしたい、IPOで一攫千金、といった自己都合な動機ではベンチャー転職に成功することはなく、左記で挙げたような企業が求めるマインドを保有する方が転職を実現されています。
 採用を成功させているベンチャーに共通する要素の一つとしては、経営トップ自ら採用活動に積極的であることです。ビジネスPR活動ももちろんですが、信頼できるキャリアコンサルタントと経営トップがリレーションを深め、スキルとマインドの両面から地道なサーチ活動を行い優秀な人材を自ら口説いていくことが重要です。

クライス&カンパニーの関連記事

クライス&カンパニー「“専門分野×IT”を領域とするコンサルタントが業績を向上させる人材を探し出します」 - 人材コンサルティング会社&サービスガイド100選

クライス&カンパニー「“専門分野×IT”を領域とするコンサルタントが業績を向上させる人材を探し出します」 - 人材コンサルティング会社&サービスガイド100選
クライス&カンパニーは、マッチング力を高めるために毎月1〜2回の全員参加の研修日を設けるなどコンサルタント教育に注力している。全コンサルタントにコーチング専門会社のトレーナーを付け求人企業及び候補者に対する理解力を高めて関係を構築している。優れた人材紹介の事例を全員で共有する発表会やロールプレイを実施してコンサルティング能力を向上させるとともに、劣化を防いでいる。こうした取り組みが実績につながり、クライアントから高く評価されている。(日本人材ニュース編集部の評価)
8 件

関連する記事

【IT分野の中途採用】デジタルを活用したビジネス変革を目指す企業がIT人材を積極採用

【IT分野の中途採用】デジタルを活用したビジネス変革を目指す企業がIT人材を積極採用

クライス&カンパニー 半藤 剛 ヴァイスプレジデント キャリアコンサルタント
【ベンチャー企業の中途採用】採用に成功しているベンチャーは優秀な潜在層へ積極的にアプローチ

【ベンチャー企業の中途採用】採用に成功しているベンチャーは優秀な潜在層へ積極的にアプローチ

クライス&カンパニー 松尾 匡起 ヴァイスプレジデント/キャリアコンサルタント
経営幹部の採用・選抜・育成の課題

経営幹部の採用・選抜・育成の課題

伝統的な日本企業で、生え抜きではなく外部から企業トップを招くケースが出てきている。一方、社内で選抜した人材を次の経営幹部として育てるための取り組みを強化する企業も増えている。変革の時代にふさわしい経営幹部の採用・選抜・育成の課題は何か。企業の人材戦略を支援する専門家に聞いた。

人事向け限定情報を配信中

人事向け限定情報を配信中