【IT・インターネット分野の中途採用】エンジニア不足で転職者はミドルから第二新卒、40代へと拡大が続く

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アイムファクトリー
久利 可奈恵 代表取締役

【PROFILE】1974年北海道生まれ、大手モバイルコンテンツ企業にてエンジニア専門のアウトソーシング/人材紹介事業の立ち上げに従事。2008年にITエンジニアのキャリア支援、人材紹介を専門とした当社を設立、代表取締役就任。

景気上昇から大規模な基幹系業務開発が動きだし、引き続き、関連求人が増加。それに伴い、非IT業界の企業でも情報システムや社内SEなど新規ポジションが増加しています。

社内SEは20代が対象でしたが、マネジメントに精通したミドル層の採用実績も増えています。Sierは全般的に復活し、若手は無論、経験豊富なミドル層から40代前半の採用にも積極的です。

また、昨年からエンジニアの人口不足が影響し、大手のインターネット系企業では第二新卒採用も活発化し、経験の浅いジュニア層の方でも人気度の高い企業への転職実績が増加傾向となっています。

デジタルマーケティング分野ではアドテク系企業を中心にエンジニアの求人だけでなく、セールス系の求人も活況です。

ITエンジニアの求人は業界横断で多岐にわたるため、ミドルから40代前半までの転職決定者が増加、それに伴い転職成功者の平均年齢も2~3歳上昇傾向にあります。ミドルから40代前半は特化した知識や確固たる業務実績があれば、フィットする転職先は見つかりますが、給与は現状維持が多いのも特徴です。

Sierではインフラエンジニアから開発SEまで内定提示額が現職より年収にして20~50万増という売り手市場です。20代はIT・戦略コンサルへの転身も大変有利で、より年収、キャリアアップを望む若手の転職事例が増えています。

デジタルマーケティング分野も企業の旺盛な採用意欲を追い風に、未経験から将来性のある分野に転職を希望する傾向にあります。

景気の上昇により、様々な業界のITエンジニアのニーズが増加しています。そのため、IT業界では現職より年収アップの提示が必須となるでしょう。一方、現職の引き留めも強く、採用したい人材には面接の段階から魅力付けに力を注ぐなど、候補者に対してのアクションも都度工夫をしていく必要があります。

また、採用に積極的な会社では説明会の定期開催や夜間20時以降、土日祝日での面接実施、様々なビジネスイベントへ登壇しての広報活動など人事も柔軟かつパワフルに対応されていますので自社の採用力向上は必須となります。

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久利可奈恵

アイムファクトリー 代表取締役/1974年北海道生まれ、大手モバイルコンテンツ企業にて、ITエンジニア専門事業の立ち上げに従事。2008年にアイムファクトリーを設立。IT×人材サービスにおいて20年以上の業界経験を持ち、ヒトと企業と社会にとってのあるべきサービスという視点でビジョン・事業計画・成長戦略を策定。2022年より日本人材紹介事業協会の理事も務める。

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