
AWコンサルティング
渡邉 篤史 代表取締役
【PROFILE】大学卒業後、国内大手「組織・人材コンサルタント会社」にて10年(営業拠点責任者、新規事業チームリーダー、コンサルタント部門)。ICT業界の事業会社(営業改革室長)4年、ベンチャーのコンサルティング会社にて6年(創業より参画。役員、営業部門責任者、コンサルタント部門責任者)、2016年5月にAWコンサルティングを設立。2026年4月「巻き込み力のマネジメント」(ダイヤモンド・ビジネス企画)出版。
人が足りない時代に、「人の力が引き出されるマネジメント」を
不確実性が高まり、想定外への対応が日常となった現在。管理職には、業績達成だけでなく、プレイング業務、部下育成、他部署との調整、多様性への配慮、法令遵守など、かつてないほど多くの役割が集中しています。
その結果、「自分でやった方が早い」と仕事を抱え込み、疲弊する管理職が増えています。一方で、管理職になりたい人は減り、次世代を担う人材の不足も深刻になっています。
人手不足がさらに進むこれから必要なのは、「一人で頑張るマネジメント」から、周囲との関わりの中で「メンバーそれぞれの力が引き出され、組織が動いていくマネジメント」への転換です。
ところが、ここに現代のマネジメントの盲点があります。論理的な説明、データの分析、フレームワークを使った計画、ルールの遵守。もちろん、どれも重要です。
しかし、人は論理だけで動くものではありません。「分かってもらえている」「この人たちと一緒にやってみたい」。そう感じられたとき、そこに意味が生まれ、心に火がつき、自らの一歩を踏み出します。
『巻き込み力のマネジメント』が扱うのは、まさにこの領域です。部下や上司という「タテ」、他部署という「ヨコ」、顧客やパートナーという「ソト」。一人ひとりとの関係の中での対話によって思いがつながり、共通の目的が見いだされ、個々の力が生かされ、一人では生み出せなかった成果へと結びついていく。
21のリアルな事例から学ぶべきは、「人を思い通りに動かすテクニック」ではありません。人と人との間に働きかけることで、協力が生まれ、仕事が前へ進み始める。そのための実践知です。
目指すのは、優秀な管理職をさらに頑張らせることではありません。「一人で抱え込む組織」から、「互いの力が持ち寄られる組織」へ。巻き込み力が一部の管理職だけの能力ではなく、日々の仕事の中で自然と実践される文化になっていく。その積み重ねこそが、人手不足と不確実性の時代に、柔軟に変化しながら着実に成果を生み続ける組織をつくります。

渡邉篤史 著
ダイヤモンド・ビジネス企画
1,700円+税











