総務省が発表した労働力調査(速報)によると、4月の完全失業率(季節調整値)は前月比0.1ポイント増となる2.6%だった。

男女別の完全失業率は、男性が2.9%で前月比0.2ポイント増。女性は2.3%で前月比0.1ポイント増となった。
完全失業者数は189万人で、前年同月比は13万人増と3カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は30万人(前年同月比9万人増)、「自己都合」は71万人(同4万人減)だった。
就業者数は6628万人(前年同月比80万人減)で、88カ月ぶりの減少となった。就業者数のうち雇用者数は5923万人(同36万人減)。
正規雇用は3563万人(同63万人増)、非正規雇用は2019万人(同97万人減)となった。
非正規雇用の内訳は、パート995万人(同46万人減)、アルバイト407万人(同32万人減)、派遣社員133万人(同4万人減)、契約社員282万人(同10万人減)、嘱託116万人(同8万人減)、その他86万人(同2万人増)。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、情報通信業(20万人増)、運輸業・郵便業(同15万人増)、不動産業・物品賃貸業(15万人増)、医療・福祉業(15万人増)などが増加し、宿泊業・飲食サービス業(46万人減)、卸売業・小売業(33万人減)、製造業(17万人減)などが減少した。