
クライス&カンパニー
松永 拓也 PdM 専門チームコンサルタント
【PROFILE】大手人材紹介会社を経て2018年にクライス&カンパニーへ入社。IT/Web業界に強みを持つキャリアコンサルタントとして10年以上の経験を持つ。2019年プロダクトマネージャーチームの立ち上げを行い、リーダーを務める。CPO、シニアクラスのプロダクトマネージャーから未経験者まで、幅広い転職支援実績あり。2021年プロダクトマネージャーカンファレンス登壇。著書「プロダクトマネージャーになりたい人のための本」。キャリアコンサルタント国家資格取得、GCDF資格取得。
現在のプロダクトマネジャー採用市場は、引き続き売り手市場が続いています。特にSaaS、AI、DX関連企業を中心に求人が増加しており、事業戦略とプロダクト戦略を結び付けて推進できるシニア人材への需要が高まっています。
近年は従来のWebサービスやアプリ開発に加え、生成AIを活用した新規事業や業務変革プロジェクトに関わるポジションも増えています。
求められる経験としては、プロダクトマネジメントの実務経験の中でも、ユーザー課題の発見、データ分析、事業責任者やエンジニアとの協働、組織横断での推進力などが重視される傾向があります。また、プロダクトの成長フェーズに応じた経験(0→1の立ち上げや1→10・10→100のグロース経験)を求める企業も少なくありません。
求職者側では、Webサービス企業やSaaS企業出身のプロダクトマネジャーに加え、エンジニアや事業企画、コンサルタントなど周辺職種からのキャリアチェンジ希望者も多い状況です。一方で、企業が求めるレベルに達した経験者は依然として不足しており、一部のシニア人材を巡る獲得競争は激化しています。
採用が決まる人材は、担当プロダクトの成果を定量的に説明できるだけでなく、「なぜその意思決定を行ったのか」を論理的に語れる傾向があります。また、機能改善の経験だけでなく、事業成果や顧客価値向上への貢献を説明できる人材が高く評価されています。
企業が採用を成功させるためには、まず求める役割や期待成果を明確に定義することが重要です。同じプロダクトマネジャーでも、新規事業と既存事業では求められる能力が大きく異なります。
また、選考ではスキルや経験だけでなく、プロダクト組織の成熟度や意思決定プロセス、成長機会や裁量の大きさなどを具体的に伝えることが重要です。優秀な候補者ほど複数社を比較しているため、自社の魅力を明確に訴求できる企業が採用競争を優位に進めています。












