総務省が発表した労働力調査（速報）によると、1月の完全失業率（季節調整値）は前月比0.1ポイント減となる2.9％だった。
男女別の完全失業率は、男性が3.2％で前月と同水準。女性は2.6％で前月比0.2ポイント減となった。
完全失業者数は197万人で、前年同月比は38万人増と12カ月連続の増加となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合」は38万人（前年同月比18万人増）、「自己都合」は72万人（同3万人増）だった。
就業者数は6637万人（前年同月比50万人減）で、10カ月連続の減少となった。就業者数のうち雇用者数は5973万人（同44万人減）。
正規雇用は3552万人（前年同月比36万人増）となり、8カ月連続の増加となった。非正規雇用は2058万人（同91万人減）となり、11カ月連続して減少した。
非正規雇用の内訳は、パート1007万人（前年同月比25万人減）、アルバイト445万人（同42万人減）、派遣社員136万人（同6万人減）、契約社員273万人（同4万人減）、嘱託115万人（同8万人減）、その他82万人（同7万人減）。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉（前年同月比29万人増）、建設業（同22万人増）、教育・学習支援業（同15万人増）などが増加し、宿泊業・飲食サービス業（同39万人減）、卸売業・小売業（同22万人減）、サービス業（他に分類されないもの）（同18万人減）などが減少した。
