総務省が発表した労働力調査（速報）によると、4月の完全失業率（季節調整値）は前月比0.2ポイント増となる2.8％だった。
男女別の完全失業率は、男性が3.2％で前月比0.4ポイント増。女性は2.3％で前月比0.1ポイント減となった。
完全失業者数は209万人で、前年同月比20万人増となった。完全失業者のうち「勤め先や事業の都合による離職」は40万人（前年同月比10万人増）、「自発的な離職（自己都合）」は75万人（同4万人増）だった。
就業者数は6657万人（前年同月比29万人増）で、13カ月ぶりの増加となった。就業者数のうち雇用者数は5945万人（同22万人増）。
正規雇用は3568万人（同5万人増）、非正規雇用は2039万人（同20万人増）となった。
非正規雇用の内訳は、パート1010万人（同15万人増）、アルバイト414万人（同7万人増）、労働者派遣事業所の派遣社員140万人（同7万人増）、契約社員274万人（同8万人減）、嘱託114万人（同2万人減）、その他87万人（同1万人増）。
就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療・福祉（37万人増）、教育・学習支援業（16万人増）、情報通信業（15万人増）などが増加し、宿泊業・飲食サービス業（20万人減）、運輸業・郵便業（10万人減）、サービス業（他に分類されないもの）（10万人減）などが減少した。
