【IT/ゲーム分野の中途採用】プログラマー、デザイナー、企画職の採用で高止まり続く

日本人材ニュース

キャリアビジョン
小松 将義 リクルーティングコンサルタント

ゲーム業界は、家庭用ゲーム(コンシューマーゲーム)を中心に開発する企業とソーシャルゲームを手がける企業において共通してプログラマー、デザイナー、企画(プロデューサー・プランナー)の採用に積極的で、近年高止まりが続いています。しかし、求める人材には異なる傾向が見られます。

ソーシャルゲームの開発会社では、ゲーム業界未経験であってもWeb業界出身エンジニア、クリエイターの場合、年齢の制限が緩く、全体的にハードルは低い傾向にあります。さらに30代前半までであれば、業界未経験者や長期離職者を採用する場合も少なくありません。

一方、コンシューマーゲームの開発企業は、業界経験者を厳選採用する慎重な一面が見られます。また、グローバル市場の拡大も目指して今後は海外でのヒット作を生み出すための人事施策が経営課題の一つになっています。

ゲーム業界では、エージェント経由の転職も多く、応募者によっては、人材紹介会社から大量の求人情報を渡され、企業研究などが不十分なまま、面接を受ける人材も存在します。

求人応募が集まりにくいため、スキルに問題がない場合、急いで内定を出したくなりますが、入社後のトラブルや早期退職によって職場の雰囲気が悪くなる危険もあり、事前の注意が不可欠です。

リファーラル採用も増加傾向にありますが、会社の環境(オフィス環境や福利厚生の充実)などで惹きつけるのではなく、どんなチャレンジやキャリアアップが望める職場であるのかを優秀な人材ほどしっかりと見ています。

企業が採用を成功させるためには、①面接回数やスピードで競合に採り負けないように準備をする、②スキルや条件(年齢、学歴、転職回数)緩和の折合いを設ける、③面接を会社の魅力を伝える機会として臨むことが重要です。

「ここで働きたい」と応募者に思ってもらえるよう、採用担当者は日頃から現場とのコミュニケーションを図り、採用部署の現場トップから十分な協力が得られるような社内体制と人脈作りに取り組むべきと考えます。


その他の「人材採用動向レポート」はこちら

【あわせて読みたい】

  • 執筆者
  • 記事一覧
  1. 【著者が語る】なぜ制度を変えても、人は動かないのか 人的資本経営の最後の盲点

  2. 【著者が語る】誰もが成長し活躍する会社のしくみ 「スキルベース組織」という新しい人材マネジメントの実践法

  3. 【著者が語る】巻き込み力のマネジメント 21の事例で学ぶ、人の力を引き出す実践知

  4. 【著者が語る】米国海軍大学元教官が教える 自律型チームのつくり方

  5. 【著者が語る】採用司令塔 優秀な人が静かに退出する時代に、採用を会社の意思決定として取り戻す

  6. 【経理・財務職の中途採用(外資系企業)】決算やレポーティング以外の経験を持つ人材の価値が高く、オファーが集中

  7. 【人事職の中途採用(外資系企業)】ビジネスを理解し、多様な関係者を巻き込み変革を推進する力が求められる

  8. 【ヘルスケア分野の中途採用(外資系企業)】既存の専門性を持ちながらDX・業務変革を実現できる人材にニーズが集中

  9. 【金融分野の中途採用(外資系企業)】少数精鋭型から、未経験層を含めて人員確保しながら組織拡大へシフト

  10. 【スタートアップの中途採用】エンタープライズ向けの営業や事業開発、事業責任者クラスの求人急増

20260917_インソースバナー
CxO人材の採用に強い人材紹介会社(転職エージェント)
アクセスランキング
パンフレットを郵送