
freecracy
国本 和基 代表取締役社長兼CEO
【PROFILE】米国オクラホマ州立大学を卒業と同時に米国公認会計士資格取得。世界各国に4,000人を超えるコンサルタントを擁するアビームコンサルティングにてERPやスクラッチを含むITシステム導入プロジェクトに参画。ロッテホールディングス海外事業部へ転職後、ヨーロッパや東南アジアで様々なM&AやERPシステム導入プロジェクトを牽引。HRTechに特化した2社目のスタートアップであるfreecracyにて、データドリブンな採用プラットフォーム「freeC」をはじめ、優秀エンジニアのみの開発事業「DX Studio」、Built on AI型タレントインテリジェンスプラットフォーム「TalentsForce」を運営。著書「2030年の人事部」「エンジニアリソース革命」。
2030年に向けて、日本企業の人事部は「人を管理する部門」から「事業成長に必要な人材ポートフォリオを設計し、実装する部門」へ進化する必要があります。
私が『2030年の人事部』を執筆した背景には、TalentsForceを通じて大手企業の人事部の皆様と向き合う中で、人材に関する意思決定がいまだに経験と勘、部門ごとの個別最適に依存しているという強い問題意識があります。
TalentsForceでは、これまでに100社ほどの大手企業の人事部の責任者と、採用、配置、育成、評価、タレントマネジメントのあり方について議論を重ねてきました。
その中で多く聞かれるのは、「どのような人材が自社で活躍するのかが言語化できていない」「採用時の見立てと入社後の活躍がつながっていない」「ハイパフォーマーの特徴や、次世代リーダー候補の見極めが属人的になっている」といった課題です。
PoCの現場でも、候補者や社員のデータは存在しているにもかかわらず、経営判断や現場マネジメントに活用できる形で統合されていないケースが少なくありません。
本書でお伝えしたいのは、人事部の未来は単なる業務効率化の先にあるということです。AIやデータは、人事の仕事を奪うものではなく、人事がより人間的で戦略的な役割を果たすための基盤になります。
経験と勘に依存していた判断を可視化し、社員の才能や志向、成長可能性をより深く理解することで、採用から配置、育成、評価、リテンションまでを一貫した仕組みに変えていくことができます。
本書では、2030年の人事部を単なる未来予測として語るのではなく、TalentsForceの導入現場で見えてきたリアルな課題をもとに、人事がいかに経営の中核機能へ進化できるかを描いています。
人的資本経営が問われる今、人事部長の皆様には、自社の人材データが本当に経営に活かされているか、人材の可能性を十分に見立てられているかを考えるきっかけとしてお読みいただければ幸いです。

国本和基 著
クロスメディア・パブリッシング
1,800円+税












