対象者
- 現場での組織的不正・不祥事を防ぐ、新しい「人材育成方法」を知りたい経営者、管理職
- 従来型の法令を覚える類のコンプライアンス研修に、一定の限界を感じている人
- 次世代の経営を担う次世代経営者・リーダーに、真のコンプライアンス意識を身につけさせたいCHRO、人事部等の責任者
解決したい課題・悩み
- 日本企業における品質偽装や認証不正、保険金の不正請求などの組織的不正は依然として起き続けている。日本企業においては、いわゆる組織図上の監視体制や内部通報制度といった、「悪事がばれて経営者がクビになる仕組み」は昭和の時代に比べれば整ってきた。だがこれは「事後」のガバナンス。そもそも悪事を実行に至らしめない「抑止」のガバナンスは手つかずの会社は多い。何をしてよいか分からないから。その答えは「意識対策」だと思うが、具体的に何をすべきか分からない
- これまで、コンプライアンス研修をオンデマンド配信、DVD、eラーニングなど様々な形式で実施し、定期的に学習機会を設けてきたにもかかわらず、現場での不正や不祥事が繰り返されている。この実態を踏まえ、従来型のコンプライアンス研修には限界があり、何が本当に効果的な学習手法なのかを再考する必要性を感じている
研修内容・特徴
- 企業が組織的不正に向かってゆく分岐点を解き明かしながら、不正防止を考える上で、3つのキーワードを講師から問題提起し、「私たちはどこがビジネスを行う上で未熟なのか」「成熟した意識をメンバーが共有する組織をどうやったら作れるのか」を全員で根底から問い直すディスカッションを行う
- 講義内でのキーワードの理解は、不祥事を防ぐだけでなく、日本企業の中長期的な企業価値向上や目標達成力の強化にもつながる。具体的な日常のケーススタディ形式で、その効果を実感できる内容
- 様々なケースを受講生と講師の対話を通して、受講生は不正防止やコンプライアンス浸透に必須であるコンプライアンスの「意識」対策の具体的な方法が学べる
プログラム例
【講義・演習】
- なぜ、社員が優秀、勤勉で、道徳心が高く、ガバナンスを整備した会社でも組織的不正が起きるのか
- 不祥事の現場で起きているのは、優先順位の判断ミスである。では私たちは会社の経営において、最優先されるべき目的は何かを深く考えたことがあるか
- 職場ごとの「マイナスの優先順位の共有」こそ抑止力である。優先順位が職場に浸透すれば「悪質な不正」は抑止できる
- 優先順位が浸透していても「ルール軽視」「正規の手続の軽視」の不祥事は起きる。優先順位(原理原則)とルールを混同する人は大企業でも多い
- 「悪いことだと知っている」はブレーキとして足りない。「恥ずかしいと感じる」こそブレーキである。自分の負っている責任の正体が正しく分かっていない人は、何が恥ずかしいかを分かっていない。だから不正に加担する
- 企業組織における3つの支配とは
- まとめ 現場から正しい情報が上がる組織を作るためには、「コミュニケーション」「ホウレンソウ」「情報共有」「心理的安全性」では足りない
企業はどこで道を間違い、組織的不正に向かってゆくのか-経営者、人事が今一番受けたい新しいコンプライアンス研修の詳細はこちら
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