
究極の目的に対して強い意識を持っている人だけを対象にサーチします
アネックスリサーチ 齋藤 衛 代表取締役社長
【PROFILE】電機メーカー、コンサルティング会社を経て、1976年、アネックスリサーチを設立。組織構築、改革、戦略的な人材サーチなどのコンサルティング事業を経験。現在に至る。2016年、職業紹介業功労により、瑞宝単光章を受章。
●弁証法によるキャリア作り

転職とは将来の究極の目的に向かって期待をこめて実行するもの
私どものサーチ活動の根本的な特異点だけをあげてみると、対象になる人材は、まず、転職そのものには興味を持っていません。ただ自分のキャリア作り、特に、究極の目的設定に対して生涯を貫く強い意識を持っていると言えるでしょう。
その強い“意識”とは何か。現在の自分にはない、それもこれからの一生をかけても手に入れたい願望を手にいれることです。それでこそが“獲得願望”になります。現在、持っている願望をより多く手に入れたい、磨きあげたい、それらに関わる全てのスキルを身につけたいなど、将来に向けて自己実現を願望する生き方を応援することが私どもの仕事です。
したがって“なりたい自分になる”ためには“転職”には否定的な考え方、すなわち転職する意志のない人が対象者に浮かんできます。
その反対で、“転職”そのものに肯定的な考え、すなわち、積極的に自らを売り込む人たちは避けなくてはなりません。その最大のポイントは、転職とは現在の職場を嫌って実行するものではなく、将来の究極の目的に向かって期待を込めて実行するものであるからです。
採用側も人材側も双方にとって最も重要な点は“目的の一致”
採用側も人材側も双方にとって最も重要な点は“目的の一致”でしょう。中途採用者でも新卒学生でも“目的の一致”が望まれます。
人材側にとっての目的とは“なりたい自分になる”ことであり、会社の将来性でもなければ、業界の魅力、通勤距離でもなく、ひたすらキャリア作りの目的です。
そのキャリア作りにおいて“目指す自分の姿”“理想的な自分の将来像”“なりたい自分”など、理念/志のパッケージ化を図るのです。それがやがて成長期を経てキャリアの成熟につながって、自己実現に近づくのです。
弁証法による成長と自己実現
キャリア作りの過程で直面する挫折、それは弁証法では“否定”と言う用語であるかもしれません。否定とはキャリア作りの過程で上司から受ける教育的指導の意味の場合もありますが、受けた自分が思考する場合もあり、これまで自分の考えていたことを変えることもあります。したがって否定は弁証法によるキャリア作りの要諦です。
この成長プロセスで肝心なことは、上司からの要求を満たすことにあり、結果として上司の承認をとり付けることです。そのプロセスで工夫が生まれ、承認を獲得するための能力アップが生まれてくるのです。
専門分野
【業種】
全業種
【職種】
全職種
【対象者】
技術者、管理者、医師
会社情報
【社名】アネックスリサーチ株式会社
【代表者】代表取締役社長 齋藤衛
【創業】1976年
【資本金】1500万円
【従業員数】9人
【住所】東京都港区赤坂3-11-15 VORT赤坂見附4F
【TEL】03-6869-5224
【E-mail】annexresearch@annex-r.com
【コンサルタント数】企業・候補者担当9人
【フィー体系】リテーナー
日本人材ニュース編集部の評価
アネックスリサーチは、国内企業の技術移転、新規事業、事業再生などのコンサルティングを手掛け、実績・経験も豊富だ。経営課題の解決を目的としており、そのための有効な手段として人材サーチを用いている。専門性の高い研究・技術者のサーチが専門分野である。コンサルティング方針は、事業の強みを活かした経営を目指す企業の支援と公共性の高い技術移転活動である。候補者の調査、動機付けに優れており、日本的経営が社風となっている国内企業には心強い存在だ。