心のこもった雇用支援・定着支援で、障がい者が安心して長く働ける場所を提供します
JSH
矢野 翔太郎 地方創生事業本部 執行役員
【PROFILE】2006年神戸大学経営学部卒業。同年、JTB入社。2018年にJSHに転職し、障がい者雇用支援サービスのスキーム開発から法人営業まで担当。関連法案への知見もあり、障がい者雇用の課題を抱える企業との面談は1000社を超える。農園運営にも携わることで、障がい者雇用のリアルな現場にも正対。
社会課題を解決する、障がい者雇用の新しいプラットフォーム
障がい者の就労機会の地域格差が社会課題の一つとしてクローズアップされています。東京や大阪などの都市部には企業が集中しており、障がい者の雇用機会率が高いものの、地方では企業の絶対数が少ないため、働きたくても雇用機会が限られているという状況があります。
そうした課題を解決するため、当社は地方創生事業として障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」を2018年に立ち上げました。「コルディアーレ」とは「心のこもった」という意味で、雇用を実現したい企業と就労機会が限定的な障がい者をつなぐかけ橋として、さまざまな合理的配慮に基づいた就労環境を提供しています。
都市部の企業、地方在住の障がい者、地方自治体の三方良しを実現する障がい者雇用の新たなプラットフォームとして、地方の中でも特に雇用機会率が低い九州地方で展開しています。
●コルディアーレ農園の仕組み
充実した定着支援により、導入企業の満足度・継続率は高水準
コルディアーレ農園は現在17カ所あります。いずれも元々は地域の商業施設で、内部を農園として作り替え、区画を分けて企業に貸し出しています。企業には、農園を事業場として活用いただき、当社から紹介した地方在住の障がい者3人と健常者の管理者1人、合計4人を一組として直接雇用していただく仕組みになっています。
当社の強みは、雇用支援だけでなく、定着支援に万全の体制を構築していることです。各拠点に当社の社員が事務サポートスタッフ、農作業・就労サポートスタッフ、看護師として常駐し、勤怠管理や各種届出、業務支援、働く障がい者の健康管理、日々の送迎などの各種サポートを行っています。
こうしたコルディアーレ農園の意義・特徴を理解いただいた都市部に本社がある170以上の企業が利用しており、継続率は99.9%(2023年12月時点)です。
「障がいのある方が安心して働ける環境に共感した」「障がい者雇用だけでなく地方創生についても全社員が考える環境を作れている」「JSHによる野菜の買取もできるので農園社員のモチベーションが高い」「顔を見ながらのサポートが徹底されているので、九州であっても物理的な距離を感じない」など、嬉しい声が多数寄せられています。
障がい者雇用の領域にパラダイムシフトが到来
当社の社員が成長することが、働く障がい者や雇用されている企業にとって安心感や満足度の向上につながると考え、従業員教育には特に力を入れています。
障がい者雇用は、自社事務所や本業での雇用が当たり前の時代から、障がい者がどんな業務ができるかをともに考え、新しい雇用の在り方を職域や地域も越えて検討・開発していくパラダイムシフトが到来しています。当社のこの仕組みに賛同いただき、是非検討いただきたいと思います。
専門分野
【業種】
全業種
【職種】
経営・企画、経営企画、広報・IR、管理・事務、人事、総務
【対象者】
経営者・役員、事業責任者、マネジャー
会社情報
【社名】株式会社JSH
【代表者】代表取締役 野口和輝
【事業責任者】地方創生事業本部 執行役員 矢野翔太郎
【設立】2016 年
【資本金】19億1015万円(資本準備金含む)
【従業員数】423人(2024年3月1日現在)
【住所】【東京本社】東京都中央区京橋1-1-5 セントラルビル4F
【その他拠点】【福岡本社】福岡県福岡市博多区博多駅前1-15-20-5F
【メディア】https://www.jsh-japan.jp/cordiale-farm/
【TEL】092-292-6680
【E-mail】jsh-contact@jsh-japan.jp
【サービス】地方創生型障がい者雇用支援サービス「コルディアーレ農園」
日本人材ニュース編集部の評価
JSHは、本質的な社会課題の解決を目的とした事業を展開している。コルディアーレ農園は、「雇用したい企業」「働きたい障がい者」「地方自治体」の三者にとって有益なモデルとして、三菱地所やJTが出資するインパクトVCファンドから投資を受けるなど注目されている。精神科に特化した訪問看護の知見や経験を持つスタッフや看護師が人事担当者と障がい者をサポートし、増加する精神障がい者への対応力を高めている。